コウモリが住み着く家はこんな家!あなたの家も当てはまるかも…

コウモリにどのようなイメージをお持ちでしょうか?きっとよいイメージの人は少なく、不衛生など悪いイメージの人が多いかと思います。コウモリが自分の家に住み着いていたらと考えると恐ろしいですよね。もし住み着いている場合は、早めの対処が必要です。
今回は、コウモリが住み着くおそれが高い家や、コウモリが人に及ぼす影響、コウモリが住み着いているか見分ける方法、その対処法についてお伝えしていきます。
コウモリが家に住んでいることを疑われている方も、今後の参考にしたい方も、最後まで読んでいただけたら幸いです。
目次
▼コウモリが住み着く家は、ズバリ「古い家」
コウモリが住み着く家には特徴があります。ここでは、コウモリが住み着く家を紹介していきます。
◇なぜ古い家にコウモリが住み着いてしまうの?
コウモリは、古い家に住み着きます。古い家にはわずかな隙間が多かれ少なかれあるからです。家を住処とするアブラコウモリはどのくらいの隙間があるとはいれると思いますか?実は1cmの隙間でさえ、入ってくることができるのです。そのため、コウモリは古い家に住み着くことが多くなります。
◇古い家でなくても、こんな家なら危険です
コウモリが住み着くのは、古い家だけではありません。
・古い家でなくても隙間がある家
・人目につかず、温かい場所
・食料となる虫がいる場所
・雨や風をしのぐことができる場所
・屋根裏や天井裏に侵入することが容易な家
これらの家はコウモリが好む場所ですので、もしこのような場所にコウモリが住み着きはじめたと思ったら、早めに追い払うことが大切です。追い払わない限り、いつまでもコウモリは住み続けることになります。
▼コウモリを発見するための決め手となるのはフンのかたち!

大量のコウモリがビュンビュンと飛び回っていれば、コウモリの発見ができるかもしれません。しかし、そうなる前に対処したいですよね。ここでは、コウモリを発見する決め手となるフンについてお伝えしていきます。
家に住み着くアブラコウモリのフンはどのようなものかご存知でしょうか?コウモリのフンか見分けるために、アブラコウモリのフンの特徴をご紹介します。
・大きさは6mm~10mm
・パサパサしていて触ると壊れやすい
・茶色
これらの特徴があるときは、コウモリのフンである可能性が高いです。コウモリのフンは多くの菌が付着しているので、触るときは素手ではなく必ず手袋をするようにしましょう。
▼家に住み着くコウモリの正体。人間にどんな影響があるの?
コウモリの寿命をご存知でしょうか?コウモリは、雄であればおよそ5年、雌であればおよそ3年と言われています。コウモリの寿命は短めですが、被害を受けると恐ろしい感染症にかかる危険があります。ここでは、コウモリが人に及ぼす影響についてお伝えしていきます。
コウモリによってもたらされる病気
・ハンタウイルス感染症
・アルボウイルス感染症
・ヒトプラズマ症
・狂犬病
が考えられます。コウモリが媒介するノミやダニ、コウモリのフンに付着している寄生虫が原因になります。そのため、安易に素手でコウモリ自体やコウモリのフンを触ることは避けましょう。
▼コウモリが家に住み着いたらどう対処するべき?

もしコウモリが家に住み着いてしまったときは、コウモリは繁殖力が強いため早めの対処が必要になってきます。ここでは、コウモリの対処法をご紹介します。
◇コウモリを無許可で傷つけたり捕獲したりすると法律違反に・・・!
“コウモリを駆除するときに、許可を取らずに捕獲すればよい“とお考えの方も多いことでしょう。しかし、このような行為は、鳥獣保護管理法によって禁止されています。そのため、コウモリを無許可で駆除することや、コウモリを育てることは、懲役または100万以下の罰金が科せられてしまうため、注意してください。
◇忌避剤を使って追い出す
コウモリは匂いを嫌がります。そのため、忌避剤を日中にまくことでコウモリを追い払うことができます。ポイントは日中に行うことです。コウモリは夜行性の生き物なので、夜に忌避剤をまいてもすべてのコウモリに効くとは限りません。そのため、昼間にやることをおすすめします。忌避剤の効力は4~6時間といわれているので、その間に侵入経路をふさぎましょう。
◇すべて追い出したら侵入経路をふさぐ
忌避剤を使ってすべてのコウモリが追い払えたら、侵入経路をふさぎましょう。コウモリの侵入口となる可能性があるところをガムテープなどでふさぎましょう。先述したように、コウモリは1cmの隙間でも侵入することができるので、念入りに侵入経路をふさぐ必要があります。
▼コウモリを寄せ付けないためには環境の見直しを!
可能ならば、コウモリが住み着く前にどうにかしたいですよね。ここでは、コウモリを寄せ付けない環境づくりについてご紹介します。
◇家のありとあらゆる隙間をふさぐ
古い家にお住まいの方や、家に隙間が空いている方は、まず家のあらゆる隙間をふさぎましょう。コウモリは1センチというわずかな隙間でも通り抜けてしまいます。コウモリが侵入できる経路をなくしましょう。もし、古い家にお住まいの方は、老朽化している部分をリフォームすると、隙間を完璧にふさぐことができます。
◇防虫対策をする
コウモリは餌がある場所に集まってきます。コウモリの餌とは、虫です。軒下の近くに、蚊や虫が繁殖しそうな水が溜まった容器はおいてありませんか?もし、おいてある場合はそれを撤去することで虫が繁殖しなくなり、コウモリを寄せ付けることを防ぎます。
◇ジェル状の忌避剤を吊るす
ジェル状の忌避剤を吊るしておくとコウモリが嫌いな臭いを発するので、コウモリが近寄らなくなります。また、家や軒下に侵入することを防げます。忌避剤の効果は1年~2年できれるので、1年~2年おきに交換が必要になります。
◇光を反射するものを吊るす
光を反射するものをつけておくと、コウモリの超音波を錯乱することができるので、コウモリは嫌がって近寄ってきません。そのため、CDやDVD、アルミホイルなどの光を反射するものを吊るしておくと効果的です。
▼効果がみられない場合は、業者に駆除をお願いしよう
ご自身でコウモリの対処法を試してもいまいち効果がないときや、自分でコウモリを対処するのは怖いという方は、業者の方に依頼するのも手です。業者はコウモリの駆除資格を持っているので、「鳥獣保護管理法」に違反することもないため安心して任せられます。
また、コウモリ駆除をしたつもりでも、天井裏などにコウモリが一匹でも残っているとコウモリは繁殖してしまいます。コウモリの繁殖力は強いので、早めの対策が必要です。不安なときは、一度業者の方に依頼してみましょう。
▼まとめ
今回は、コウモリが家に住み着く原因や、コウモリを寄せ付けない方法、コウモリの対処法をお伝えしてきました。コウモリやコウモリのフンには多くの菌がついており、家に住み着いたコウモリを放置しておくわけにはいけません。コウモリは繁殖力が強いので、放置せずに早めに対処しましょう。
しかしながら、コウモリは私たちが簡単に手に届くところにはいないので、駆除するのは困難を極めます。そのため、自分での駆除が不安なときはプロにお任せしましょう。
プロであれば安全かつ迅速に対応してくれます。もし依頼するときは、業者選びで失敗しないためにも複数の業者から見積りをとり、相場や追加費用などを確認してからにしましょう。
この記事がコウモリの駆除に役立つと幸いです。
コウモリ交換・修理の関連記事