コウモリ駆除ノウハウを徹底解説!成功するコウモリ対策の条件とは

「家の周りをバタバタと飛び回りコウモリが気持ち悪い。」「屋根裏からごそごそと音が聞こえるけれど、もしかしてコウモリ……?」など、家のコウモリに四苦八苦する方は案外多いです。とはいえ日中は静かで姿を見せないため、自分では追い出すことができないと悩んでしまうことも多いのがコウモリの厄介なところ。
本記事では、コウモリ駆除を成功に導く条件をご紹介します。基本的な駆除方法から、駆除のタイミングや予防策についてなど、総体的に解説していきます。「コウモリを追い出したい!」「1匹も寄せ付けたくない!」という方は、ぜひお読みください。
目次
▼コウモリ駆除は最適な時期に行ってこそ成功する
まずはコウモリ駆除のタイミングを知りましょう。駆除のベストタイミングには、コウモリの生殖サイクルと鳥獣保護法が関係しています。
効果的にコウモリを追い出すためにも、駆除を始める前にご確認ください。
●コウモリ駆除に最適なのは、春と秋
コウモリは春か秋に駆除が1番駆除しやすいです。これらの時期は、住み着くコウモリがみんな飛べる状態だから追い出すことができるのです。
逆に、夏と冬は駆除効果が薄くなります。夏はコウモリの赤ちゃんが生まれるので、飛べない状態のコウモリが残ってしまいますし、冬は島民の時期なので忌避剤を使っても眠っているコウモリには効かないことが多いからです。
●「鳥獣保護法」を守るためにも駆除時期は大切
夏冬の間の駆除は、最悪法に触れてしまう危険もあります。コウモリは鳥獣保護法という法律で守られている生物で、コウモリを殺傷したり捕まえたりすることは、許可が下りない限り禁止されているのです。
駆除によって、夏には飛べないコウモリが傷つき、冬は冬眠中のコウモリが傷ついてしまう可能性が高いです。法律違反にならないためにもタイミングは十分に気を付けましょう。
▼正しいコウモリ駆除は『追い出し』が重要!

法律の関係上コウモリを殺傷することはできません。つまり、「コウモリの駆除=追い出すこと」となります。コウモリを傷つけずにしっかりと追い出すには、どうすればよいのでしょうか?具体的な便利グッズと使い方をご紹介します。
●追い出し作業は「忌避剤」が最も効率的
コウモリを残らず追い出すなら、忌避剤を使いましょう。忌避剤は大きく分けて2種類あります。燻煙系とスプレー系です。
燻煙系では対コウモリ用の煙が効果を発揮します。スプレータイプはハッカの強烈なニオイが含まれたものが主流です。コウモリ用の忌避剤は市販でも販売されていますので、手軽に試すことができます。
●コウモリの追い出し方
まず長袖・長ズボンに着替えます。燻煙系の忌避剤は広範囲に使いたいとき、とくに屋根裏で炊きます。スプレー系の忌避剤は換気口など比較的小さな穴に吹き付けます。スプレーや燻煙剤は、商品に記載されている使用方法と使用容量を必ず守って使用してください。
忌避剤を吹き付けるときのポイントは、“部屋の奥から侵入口に向かって使う”ことです。侵入口だけに忌避剤を使うと、部屋の奥に入り込んで出てこなくなってしまうためです。
▼コウモリ侵入口はすべて塞がなければ意味がない
コウモリを追い出すことに成功した!喜ばしいことですが、やるべきはことがもう1つあります。二度とコウモリがやってこないように予防する方法をマスターしましょう。
●コウモリの主な侵入経路
コウモリがよく侵入するのは、次のような場所です。
・屋根のすき間
・屋根の軒下
・配管穴
・換気口
・壁のクラック
・壁に開いたエアコン用の穴
コウモリの体は細く、直径1センチメートルのすき間でさえも出入りできてしまうといわれます。コウモリを追い出した場所以外にも侵入しそうだなと思う場所があれば、ついでに塞いでおきましょう。
●侵入口の塞ぎ方
コウモリが侵入しうる箇所を見つけ次第、片っ端から塞いでいきます。
自分でも方法としては、ガムテープやパテを使った方法があります。ガムテープは一番手軽にできる方法で、穴にテープを貼り塞ぐだけです。
パテは市販で売っているものを用意し、年度のようにちぎってこねながら、穴に詰め込んで塞ぎます。
業者ならプラスアルファの対策でより確実な忌避を実現します。
具体的には、侵入口周辺に忌避剤を撒き、コウモリがすべて出ていったのを確認してから穴を塞いでいくという流れです。
今まで住み着いていたコウモリのフンの清掃もお願いできますし、施工後から一定期間の保証が付いている業者を選べば、万が一のコウモリ再来時にもお金がかかる心配がなく安心です。
▼仕上げが肝心、フン掃除までしっかりと!

フンがあると、その匂いを嗅ぎつけてかコウモリが再び戻ってきてしまいます。また、フンを食べる害虫やノミ・ダニが繁殖してご自宅衛生状況がどんどん悪くなってしまう可能性も高いです。コウモリ駆除が終わったら、フンの片づけまできちんと済ませましょう。
駆除をするときももちろんですが、掃除をする際はとくに菌が体に付着しないように気を付けなければなりません。捨ててもよい服装とマスク、ビニール手袋で体を覆い、掃除道具は使い終わったら捨てます。
最後に、フンに付着していた菌が駆除した場所に残らないようアルコール除菌までおこなってください。ただし、建物の素材や部品によってはアルコール成分に弱い場合があるので、消毒してもよいのか確認が大切です。
▼危険が多いコウモリ駆除作業は、ここに注意!
コウモリ駆除は簡単ではありません。危険も伴うので、十分に警戒しながら作業する必要があります。作業中とくに気を付けたいことを3つご紹介します。
●フン尿に触れたり吸い込んだりした場合の危険性
コウモリの尿やフンには健康に害を与える菌が大量に付いています。ふんを掃除しているときはフンと尿が体に付着しないように気を付けてください。さらに口や鼻から空気中に舞っている菌を吸い込まないよう、マスクを使用してください。
●高所、閉所での作業は重大事故につながりやすい
コウモリが住み着く場所の多くは高所です。ハシゴを使えば作業可能ではありますが、落ちて怪我をする可能性があり、非常に危険です。
高所作業の際は、足場がしっかりしているかこまめに確認することと、不安になったら迷わず作業を中断することを忘れないようにしましょう。
●コウモリの数が多い場合は個人での駆除は控えよう
コウモリの数があまりにも大量の場合、個人での駆除は控えてください。駆除中にコウモリに腕や指をかまれてしまうかもしれません。
コウモリに噛まれると、病気を発症することもあるので、扱いに慣れている駆除のプロに任せるほうが安心です。
▼1人で悩まないで!深刻な状況で業者に頼るメリット

コウモリ駆除を自分で試してみたけれど、一向に状況が改善されない……と感じたら、業者に一度相談してみるのがよいかもしれません。
ここからは業者に頼むからこそ得られるメリットをいくつか列挙してみますので、依頼を迷っている方はぜひ読んで検討してみてくださいね。
●駆除に適さない時期でも依頼できる
最初にお話したとおり、駆除には適した時期があります。時期がずれるだけで完全にコウモリを追い出せないことも少なくないので、個人での難しいです。
しかしコウモリ駆除のプロなら、知識と技術があるので、時期を選ばずに駆除できます。
●鳥獣保護法に違反することなく、しっかり駆除できる
鳥獣保護法があるために、個人ではコウモリを死に至らしめるような駆除をすることができません。
追い出すだけなら自分でもできますが、作業中に万が一コウモリを死に至らしめてしまったり捕獲してしまったら……というリスクもあります。
しかし、業者に任せれば捕獲等の許可申請もすべておこなってくれるので、安心して駆除できます。
●高所、閉所での駆除から掃除まで任せられる
屋根裏や軒下など、家の中でも高所に住み着くことが多いコウモリ。高所は手が届かず、ずっと放置してしまうことも少なくないのではないでしょうか。しかしそうなればどんどん繁殖するばかりですので、放置は禁物です。
高い場所や狭く奥まった場所での駆除もきちんとおこなってもらえます。自分で対処できる範疇を超えているなと感じたら、業者相談が吉です。
●プロの視点で侵入口を塞ぎ、再発防止してくれる
駆除だけでなく予防にまで対処してもらえるのもメリットです。コウモリがどこから侵入するのか、どう繁殖するのかなど、確かな知識で再発防止に協力してもらえます。
もし業者依頼をご検討中でしたら、再発防止のサポートも積極的におこなってくれるようなよい業者を見つけてくださいね。
▼安心費用でコウモリ駆除業者を利用するコツ
コウモリ駆除を業者に依頼することを決めたら、必ずすべきことが「業者選び」です。「1番最初に見つけた業者でいいや」と安易に決めると、損をしてしまったり、信頼できない業者だったりといったトラブルが起きかねません。納得の駆除をおこなうためにも、きちんと業者を見極め、選んでください。
業者選びの際は、以下のポイント3点に注目してみてください。
●経験と知識が豊富な、実績ある業者かをチェック
実績の有無は要確認です。一口に業者といっても経歴はさまざまで、腕が確かでなかったり、手を抜いて作業する業者がいないとも限りません。
もしもこのような業者に依頼すれば、完全にコウモリを追い払えなかったりコウモリが再び住み着いてしまったりといったことが起こりやすくなります。
費用を無駄にしないためにも、ホームページや口コミなどを確認して信頼と実績のある業者を選ぶべきといえます。
●保証期間などアフターフォローをチェック
駆除が終わった日から一定期間、保証を付けるなど、責任を持ってサポートしてくれる業者なら、万が一不備や再発などのトラブルが起きたときも安心です。
このほか、何かあったらすぐに駆け付けてくれるなど、アフタードローの充実度に注目してみるのも良い業者選びの鍵となるでしょう。
●相見積りで費用相場を知ってから業者を選ぶ
コウモリ駆除の費用は状況によってじつにさまざまです。たとえば何匹潜んでいるのか、b駆除場所がどこなのかなどが費用を左右するポイントになります。
相場としては2~3万と言われますが、「自分の被害状況の相場」を知ったほうが、確実に各業者の相場費用の安い・高いを判断しやすいです。業者ごとに価格設定は全然違いますので、いくつかの業者に見積りを依頼して、自分なりに1番リーズナブルで信頼もできる業者を見つけてみてください。
▼まとめ
コウモリ駆除で大事なことの1つはタイミングを計ることです。春・秋は駆除に効果的ですが、夏・冬は効果が薄まるだけでなく法律違反の危険もあるので、自力での駆除は控えましょう。
駆除の第1段階は「追い出すこと」です。燻煙剤などを使ってコウモリを一匹残らず追い出します。その後、第2段階として侵入口をパテやガムテープで塞ぎ、最後にフンをきれいに掃除すれば完了です。
自分では対処しきれない場合は、業者に頼ってみるのがよい判断です。お金がかかるからと渋っていると、どんどんコウモリが繁殖して取り返しのつかない状況になってしまうこともあるのです。
業者依頼するときはまずは口コミのチェックや見積り・比較サイトの利用をしましょう。いくつもある業者の中から、良心的で信頼できる業者を探してみてください。
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